これはひょんな事からシロカのホームベーカリーを手に入れた男が、
意気込んで自家製パンを作ったはいいものの、
アレルギーを発症してしまい、
小麦原料を使わない至高の米粉パンを製造できるようになるまでの記録である。
初回の今回は、
まだ発症する前の最後に作ったレーズンパンの記録をここに残していく。
材料はざっと以下のような、なんの変哲もないよくある一式だ。
レシピは付属のシロカによる福音書を参考にした。
まずは必要量の水を入れた容器に強力粉を量り入れる。
減らす前にゼロを押して、減った量で量る派閥なので、
写真は容器に小麦粉を入れる前のものだ。
少し均す。この一手間が結果を大きく左右するらしい。
ちなみに入れた後の秤の表示はこうなる。
砂糖(三温糖)、塩、バターを入れるが、ここで気をつけてほしいのが、
それぞれの配置である。
砂糖はイースト菌の主食になる。
すなわち、砂糖は真ん中にする。
塩は濃度が高いとイースト菌はやる気をなくしてしまう。
すなわち、塩は四隅に配置する。
バターも同様四隅に配置する。
入れるべき材料を入れたら、
シロカの生地コースで始める。
少し混ざったところでレーズンを入れる。
出来上がった生地の塊を小分けして成形したら、
固く絞ったキッチンペーパーをかけて生地を寝かせる。
チラ見せ。
寝かせた生地を包んで、オーブンで発酵させたら、
罪深い味になるように生地の真ん中に十字傷を入れて、
溶き卵を生地の表面に塗り、傷口に砂糖をまぶす。
最後にオーブンで焼けば、
レーズンパンが出来上がる。
次回!パン作り黙示録〜その2〜
パンでもない、ご飯でもない、もちでもない。
これが米粉で作るパン!?